歯科衛生士の質問・相談

新人の歯科衛生士が仕事があまりにできないので正直辞めてほしい。遅刻も多いしLINEだけで連絡するし、社会人としての常識もなさすぎる。

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歯科衛生士さんからの質問

新人の歯科衛生士の教育係なんですが、あまりにも仕事ができなくてこっちが疲れます。

言葉遣いもおかしいし、遅刻も多いし、顔で採用されたとしか思えません。遅刻するときも休むときもLINEだけ。

仕事でミスするとわたしの教育ができていないと思われるし、自分の仕事もあるので、正直やめてほしいと思っています。

でも院長が採用したので誰にも相談できずに困っています。

「本人の問題」と「院の仕組みの問題」

よくわかります。100%といっていいほど、この悩みはどの歯科医院にもあります。

でも大事なのは「本人の問題」と「歯科医院の仕組みの問題」と2つわけて考えないといけません。

たとえば、「遅刻が多い」というのは本人の問題ですよね。でも「LINEで連絡してくる」って本人の問題もあるかもしれませんが、ほとんどのケースでは「遅刻連絡は電話でする」という院のルールがないからそういうことになります。

本人の問題は、院の仕組みで解決することが多い

そう考えると、じつはとくに新人の歯科衛生士がつかえない、マナーがない、常識がない、という悩みは、歯科医院のルールづくりで解決することが多いんです。

いくつかよくある相談を出してみますね。

遅刻が多い、遅刻や休みの連絡をLINEだけでしてくる

LINE連絡については、さっきと同じで「遅刻・欠勤は電話連絡にしましょう」というルールをつくったら解決しそうです。

遅刻や欠勤が多いということについては、院長にもわかっているはずなので評価は院長にまかせてしまって教育係としてあまり気にする必要はないかもしれません。

衛生士のミカタ
ただ「遅刻が多いのは教育係のせいだ!」みたいな空気になったら、それはもう院長がセンスなさすぎるかも・・・

メモを取らない

「せっかく教えているのにメモも取らない」という場合はどうしましょう。おすすめは、定期的に振り返りのテストをして、先輩に聞かないで(でもメモは見ていい)クリアできたらケーキ、とかいう仕組みをつくること。

これだと「今度のテストで私に質問できないけど、メモは見ていいからメモとっておいたほうがいいよ」って言いやすいですしね。

患者さまへの言葉遣いがなってない

「患者さまへの言葉遣いとか対応ができてない」という相談もよくあります。

これは正直ゆっくり一つずつ教えていくしかないです。意外とどの時代もいつも「最近の若者の言葉遣いがなってない」って言われ続けているんですよね。時代が変わっているから仕方ないんです。

ただどうしても気になるのであれば「こういう言い方をしましょう」という表をつくって、意識させていくのもいいですね。本人は無意識に使ってます。

「私たちの院では◯◯という言い方をするって決めてるから慣れてね。」って言う感じです。例えば、患者、患者さん、患者さまとかも院によってルールが違うんですよ。

ちなみに表をつくっておくのがポイントですよ。「みんなで決めたルール」というのが大事です。

衛生士のミカタ
新人歯科衛生士がつかえない、という訴えよりも「こういうルールを作りましょう」と院長に提案するほうが改善することが多いのでおすすめです。

院長が新人をかばいすぎることもよくあります

でも院長があきらかに「新人をかばいすぎでしょ!」ということもよくあります。

  1. 歯科衛生士不足で採用ができない
  2. せっかく採用できた人を大事に育てたい(しかも若い!)
  3. どうしても甘くなる
  4. 歯科医院内がギスギスしてくる
  5. 人手不足で採用したのに採用しなかったほうがよかったじゃんってなる。

このパターンは本当によくあります。

他人のせいで自分が転職ってしゃくにさわる、ってのもよくわかります。

こういうパターンになると、今度は気持ちとしてはこういう順番になります。

  1. 院長甘すぎ!
  2. 新しい子辞めればいいのに・・って思っちゃう
  3. 院長に相談したら「お前たちの新人への態度がダメだ」と怒られる
  4. やってられなくて辞めたくなる
  5. なんで新人の子のために自分が辞めないといけないの!って余計に腹がたつ

これもあるあるです。

もちろんさっきも言った通り、こういうケースになったらまずは「仕組み(ルールづくり)の提案」をするんですよ。

でもそれでも院長がどうしても改善してくれない、本気で関わってくれない。そうなったらむしろその院でこのまま働いても未来がイメージできないかもしれませんよ。

順調なときに本質って見えないんですよ。トラブルがおきたときの対応に院長の本質が見えます。

衛生士のミカタ
あなたが本気で悩んでいるのに、院長が本気で関わってくれないとしたら・・・・・それはちょっと考えどきかも。

もちろんすぐに転職する、というとこまでは必要ないかもしれませんが、自分に自分で選択肢を増やしておく、というのはとてもオススメです。

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衛生士のミカタ
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  • この記事を書いた人

よっぴー

「歯科衛生士専門の転職コンサルタント」(兼「歯科衛生士の転職ブック」編集長)。歯科衛生士さんたちの悩み相談歴5年100人以上の経験から、「おかしいのは歯科衛生士じゃなくてドクターの方が多い」「歯科衛生士さんは働く場所を変えるだけで簡単に自分らしく輝けるようになる」というポリシーです。

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