歯科衛生士の質問・相談

歯科衛生士の求人サイトに登録する前に知っておきたい5つの注意点。ブラックな歯科医院の見分け方もお伝えします。

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歯科衛生士さんからの質問

転職も検討していて歯科衛生士の求人サイトに登録しようか迷っています。どの求人サイトがおすすめとかありますか?

あとどういう歯科医院がおすすめか見分け方があればお願いします。どこも同じようなことが書いてあって、面接に行ってみないと分からない、というのも結構疲れるので。

求人サイトに登録する前に知っておきたい5つの注意点

転職するしないに関わらず求人サイトには登録しておいたほうがいい、というのがぼくの考えです。外の世界があることを知ったうえで今の歯科医院で働くのと、外の世界をまったく知らないで働き続けるのは全然違うからです。

ただ求人サイトに登録する前に知っておいた方がいいことがありますので5つのポイントにまとめてみました。

登録したあとの歯科医院の選び方の参考にどうそ。ブラックな歯科医院の見分け方にもつながるかも。

1:都心・駅近・高い給料の三拍子そろったところは、ちょっと注意

いきなりですが、「都心、ターミナル駅(あるいは街の中心部)」で、「駅近」で、「給料が高い」という三拍子が揃った歯医者さんは要注意です。

「えー!いいじゃん!」って思いますよね。でもそこがワナです。

みんながいいと思う、ということはそれだけ応募も多いということです。応募が多いということは、歯科医院側に「採用かければいつでも応募がある」という安心感があります。その安心感はほとんどは「別に嫌なら辞めていいけど」という姿勢につながることが多いんです。

衛生士のミカタ
駅から遠い院は応募が少ないので歯科衛生士を大事にしてくれることが多いですよ。患者さんも地域の方が多くて顔なじみになりやすいので意外と狙い目。

2:自由診療が中心の歯科医院は歯科衛生士へのノルマがきついところが多い

ホワイトニングやクリーニングなどの自由診療って、やっぱりオシャレだし、歯科衛生士としても活躍しやすいし憧れのイメージを持たれていることが多い気がします。

でも自由診療が多い歯科医院は、ドクターの歯科衛生士さんへの期待がすごい高いことが多いんです。場合によってノルマを課せられることも・・・。

というのも一般的に保険診療はめちゃくちゃ儲かることもないですが、比較的売上が安定しているメリットもあります。

一方で自由診療は売上が爆発する可能性もあるのですが、0になってしまうこともあります。なので歯科衛生士さんたちに「もっと自由診療取れよ!」みたいな風当たりがくることもしばしば・・。

もちろん自由診療で頑張りたい!ということであればいいのですが、どちらかというと安心して仕事ができるほうが向いている、ということであれば憧れやイメージだけで自由診療が多い歯科医院を選ぶのは危険です。

3:バーベキューの写真は要注意

「スタッフ同士仲が良くてアットホームな雰囲気」とかよく書いてありますよね。あれは求人サイト側が必ず書くように指導しているだけですので、信じたらいけませんよ。

そのうえでバーベキューの写真とか派手めな写真が掲載されているような院はちょっと注意したほうがいいかもしれません。

バーベキュー自体は行ったら行ったで楽しいのでいいのですが、そういうイベントを悪気なく「みんなのため」「みんなやりたいに決まってる」と考えている院長先生が多いのも事実。そしてその写真を満足げに眺めているんですね。自慢の写真なんです。

でも「休みの日にバーベキューなんてしなくても仲がいい院は仲良くできる」ので、あえてバーベキューをアピールする必要がないような院がおすすめです。

衛生士のミカタ
こういうイベントなら参加したいな、という写真があればいいですね。院長差し入れの豪華お弁当でのランチとか。

4:何にも言葉が刺さらない、ただ条件がいいだけの院はNG

繰り返しですが歯科医院の求人情報はほとんどが求人サイト側が作っています。写真◯枚ください、給料はおいくらですか?みたいな感じであとは定型文のパターンを少しだけ変えて掲載しているだけです。

歯科医院側も忙しいので求人サイト側におまかせっきり。

そういう院は掲載されている内容が全然こころに響きません。そういう院を選ぶのは絶対にNGです。たった一言でもいいので心に刺さる文章が書いてある院を選んでください

衛生士のミカタ
本当にスタッフのことを考えて採用している院は、求人サイトの指示通りの内容じゃなくて自分の言葉で文章を書いてあるので、そういうところを選ぶのがおすすめ。

5:いつも募集している院は少しだけ注意

最後はよく言われることではあるのですが「いつも募集している院」はやっぱり注意が必要です。

歯科医院で基本的に2店舗目とかあまりないので、スタッフをどんどん増やしていくというのはあまり考えにくいです。なので「いつもスタッフを募集している」=「人がすぐ辞める」「面接しても入社する人がいない」という状況の可能性が高いです。

衛生士のミカタ
いつも募集している院かどうかを判断するためにも、いますぐ転職するつもりがなくても求人サイトに登録しておくのがおすすめです。
  • 応募がたくさんありそうな立地などの条件がいいだけの院ではなく
  • 自由診療中心のイケイケな院ではなく
  • 夏の海のバーベキューの写真などではなく院長がスタッフ思いであることが伝わる写真で
  • 一言でも心に響く言葉があって
  • いつも募集している院ではない

といった選び方もおすすめです。

上記の条件に当てはまらなくても、働きやすいホワイトな歯科医院はたくさんあります。

転職する気がなくても、とりあえず転職サイトに登録しておいた方がいい6つの理由

もちろん転職を考えるときにおすすめなのが歯科衛生士専門の転職サイト。

少しでも転職を意識したらまずは登録しておくべきです。(完全無料)

でも転職をするつもりがなくても、転職サイトに登録しておいたほうがいい理由もあるんです。

今の職場に不満はあるけど、今すぐ転職する気はないんだけど・・・

転職ってうまく行くとはかぎらないし大変なイメージがある・・・

衛生士のミカタ
それでも今のうちに登録することをおすすめします。その理由は・・・

1:心が疲れてしまったら転職のエレルギーもなくなるから

とくに人間関係が原因で転職を検討している場合は、ストレスや疲労が限界に達すると前に進むエネルギーがなくなってしまいます。そうなると心も体も壊れてしまい復帰するのにものすごい時間と体力とエネルギーが必要になります。

そうなってしまってはもうどうすることもできません。もしかしたら社会復帰すらできなくなるかも。手遅れになる前に今のうちに登録だけは済ませておくべきでしょう。

2:スキルアップを目指す場合もモチベーションが高いうちに

スキルアップを目指す場合も不思議とモチベーションが高いときに探すほうがいい院が見つかる可能性が高いです。どういうスキルを伸ばしたいのか、何年後にどういう自分になっていたいかのイメージが明確だからです。

3:気になる院の情報をストックしておくだけで気持ちが楽になる

もちろんすぐに転職する必要はありません。それでも気になる院の情報をいくつかストックしておくだけで、「いつでも居場所を変えられる」ので気持ちが楽になります。メールであなたの条件に合った院の情報が届くので未来をイメージすることができます。

自分だけの気持ちの逃げ場所をつくるのはとても大事なことです。

4:人の紹介は断りづらくてストレスになりやすい

「知り合いから紹介してもらえそう」というのは、簡単に新しい院が見つかりそうな気がしますが断りづらいという欠点があります。もし希望の院ではなかったときにもっとストレスになるケースがたくさんあります。

知り合いからの少ない情報から探すより、不特定多数のたくさんの情報が集まる求人サイトのほうがしがらみもなく安心でしょう。

5:求人サイトの登録は完全無料

このサイトで紹介している求人サイトは、もちろん登録は完全無料ですのでご安心ください。転職しても転職しなくても、求人情報をもらうだけで面接しなくても、求人サイトの担当者と相談したい場合は相談しても利用料はずっと0円です。

6:今の職場に登録を知られることはありません

登録しても、歯科医院には個人を特定できるような情報はすべて「非公開」なので、いまの職場に登録がバレることは絶対にありません

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  • 歯科医院からスカウトされるので待っているだけでもOK
  • 60秒で登録完了

ジョブメドレー利用者の口コミ

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メールでやりとりできて、よかったです

初めての利用でしたが面接の日程を決める際も迅速な対応でスムーズに進み、転職期間も短く済みました

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衛生士のミカタ
「本当に歯科衛生士におすすめできる歯科医院だけを、歯科衛生士目線で厳選している」とのことなので安心できますね。

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  • この記事を書いた人

よっぴー

「歯科衛生士専門の転職コンサルタント」(兼「歯科衛生士の転職ブック」編集長)。歯科衛生士さんたちの悩み相談歴5年100人以上の経験から、「おかしいのは歯科衛生士じゃなくてドクターの方が多い」「歯科衛生士さんは働く場所を変えるだけで簡単に自分らしく輝けるようになる」というポリシーです。

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