歯科衛生士さんからの質問
歯科衛生士の給料ってどれくらいもらえるんでしょうか?いまの給料は新卒のころからほとんど変わっていないです。ボーナスも最初は「夏と冬で合わせて3ヶ月分」から「1ヶ月1ヶ月」になって。いまは「ちょっと待って」と言われていて実際はもらえていません。
仕事は楽しいので頑張りたいのですが、お給料がこのままだといろいろ考えてしまいます。もっとしっかり評価してもらえるところで、若いうちにバリバリ働いてみたいとも思います。
歯科衛生士の給料は全国では勤続6年で年収340万円。
厚生労働省のデータによると歯科医衛生士さんの給料は、勤続6年の人で給料25万円×12ヶ月、ボーナス40万円で340万円ほどになっています。
でもこれは全国平均なので、たとえば東京と地方ではだいぶ差がありそうな気がします。あくまでも個人的な感覚ですが、東京の歯科衛生士さんだと勤続6年で給料が28−30万円、ボーナスが2-3ヶ月分だとして、おおよそ400−450万円ほどの年収の人もたくさんいらっしゃると思います。30才前後でこれだけ年収があって仕事も安定していたら十分胸をはれるお仕事ですよね。
(出典)厚生労働省 賃金構造基本統計調査
お給料があがるのは大きなモチベーションのひとつ
お給料があがるって仕事ぶりを評価してもらえたようでとてもうれしいですよね。「よし!いろいろあるけど、これからも仕事がんばろう!」ってモチベーションも高くなります。
逆にお給料が上がらないと「評価してもらえてないのかな」って不安になると思います。
お給料があがらないのは可能性が3つ。でもどの可能性もよくないこと。
お給料があがらない可能性は3つあります。
可能性1:院の経営がよくなくて本当に払えない状況
1つ目は院の経営状態がよくなくて、本当にお給料やボーナスを払えない状況の可能性があります。この場合はその内容にもよりますが、院の経営が改善する雰囲気がなければ、早めに働く職場を変える事を検討したほうがいいと思います。
愛着のある院を捨てるような気持ちになってしまうかもしれませんが、まったく問題ありません。実際にもしお給料の遅れなどがあれば(もちろんボーナスの遅れも)、転職理由として正当つまりもっともな理由として評価されるほどです。
可能性2:仕事は評価されていて経営も安定しているけど払われない場合
2つ目の可能性は、仕事は評価されているし、本当は院としても給料をあげられる状況なのに、あげてもらえないパターン。たとえば院長が銀座で飲んだり高級車に乗ったりしているのにお給料が上がらないような状況ですね。これはもう論外です。
可能性3:本当に仕事を評価されていない場合
3つ目の可能性としては、じつはあなたの仕事が本当に評価されていない場合もあります。
でも「若いうちにバリバリ頑張りたい」と思っているのに仕事が評価されていないとしたら、評価されるためにはどうしたらいいか?を相談してみるのもいいかもしれませんよ。ただもしかしたら「わがまま」だと思われる可能性はあります。
若いときにバリバリ働くというのは、とてもいい発想
ただ「若いうちにバリバリ働きたい」というのはとてもいい発想です。
というのも「多少カラダがきつくても、仕事がハードでもそれが給料という形でしっかり評価されるのであれば頑張れる」という歯科衛生士さんはとても大事にしてもらえるからです。
やりたい仕事は手をあげればどんどん任せてもらえるし、その頑張りはしっかりお給料にも反映される、そんな歯科医院はたくさんあります。
なかにはドクターよりも歯科衛生士さんのほうが評価もお給料も高いという歯科医院もあるくらいです。
稼ぎたい、スキルを身につけたい、それを活かさないのは損
もしあなたが稼ぎたいスキルを身につけたい、と思っていたらそのモチベーションを活かさないと損してしまいます。もしお給料が月に2万円増えたら、1年間で24万円違います。2年目にはもっとお給料は上がるでしょう。もしさらに2万円増えたら48万円です。そうやって10年たって気づくと1,000万円近く違う可能性もあります。
好きなだけ活躍できる歯科医院を探そう
あなたが好きなだけ活躍できる歯科医院を探してみましょう。やる気にみちたエネルギーでたくさんの患者さんをサポートしてあげてくださいね。今よりももっともっと喜んでもらえるはずです。