歯科衛生士さんからの質問
今の歯科医院はちょっとわたしには向いていないと思うので転職を考えています。でも親に相談しても「辞めないほうがいい」といいます。
あとわたしが辞めてしまうと、ほかの歯科衛生士が大変になってしまうってわかってるので、迷惑かけると思うと我慢してこのままやるしかないかなって。
転職したくてもできない状態です。
あなたは誰の人生を生きているのか
転職を考えるときにかならず気になるのが「親」と「同僚」です。とくに歯科衛生士さんはせっかくとった国家資格。親の期待も大きいですよね。そして歯科医院は少人数で働くことが多いので、ほかの歯科衛生士に迷惑がかかる不安も大きいはずです。
でもこの相談をうけるときに、いつも聞くのが「だれの人生を生きているの?」ということです。
あなたが幸せになるための人生
こういう相談をする歯科衛生士さんは、きっととても優しいはず。小さい頃から親にも可愛がってもらった記憶があって、仲良しの友達もいたと思います。いわゆる「幸せな人生」だと思います。
でもこれからは自分の人生は自分で幸せにしていかないといけません。そのためには自分の気持ちに正直に生きること。もちろん親が喜んでくれるのはうれしいし、親が悲しむことはしたくないです。
でも「いまあなたが転職を考えている」ことこそがあなたの本音のはず。だとしたらあなたのことを本当に大事にしてくれる人は、あなたの決断を応援してくれるはずです。
あなたがいなくなったあとも歯科医院の仕事はなんとかなる
あとあなたが転職したあとの歯科医院ですが、これはどんなに優秀で「この人がいないどダメ」って思われている方が転職されても、歯科医院はなんとかなるものです。予約枠を少なくしたりすることもありますし、一時的な派遣のような形で歯科衛生士さんを採用することもできます。
もちろん同僚の歯科衛生士の方は一時的に大変かもしれませんが、その方もいつまで同じ歯科医院で働いているかわかりませんよね。ある日突然辞めてしまうかもしれませんし。そうなったらあなたはもっと辞めづらく感じてしまうかもしれません。
転職の理由はなんでもいい
気になる転職の理由ですが、なんでもいいんですよ。「わたしが転職したいから転職したい」でいいんです。そもそも、すべての行動にみんなが納得する理由が必要というのは無理です。
「都会で働いてみたいから!」「後輩の指導はしたくない!」「土日休みがいい!」「彼氏と休日を合わせたい!」
なんでもいいじゃないですか。ちなみに自分の気持ちに正直になると、意外と直感が正解だったりしますよ。