歯科衛生士さんからの質問
ベテランで古株の先輩歯科衛生士からいじめられているように思えます。院長の前といないときで注意の仕方も違い、いないときは、すごいバカにされたような言われ方をされます。でもその先輩はとても仕事ができて院長からも信頼されていて、院に必要な歯科衛生士だと思うので、院長に言ってもあまり相手にされないと思います。
一番多くて一番難しいのが「先輩歯科衛生士との人間関係」
じつはいろんな相談の中で一番多くて一番難しいのが「先輩歯科衛生士との人間関係」なんです。ドクターと歯科衛生士の関係は、指示系統の問題でどうしても格差のようなものがあるので、ある意味仕方がない面もあります。
ただ先輩歯科衛生士は、先輩といっても同じ歯科衛生士。しかもドクターよりも近い存在。このあたりが問題を難しくさせるんです。
さきに結論をはっきり言ってしまうと、先輩スタッフの性格がいいか悪いかは「運」です。
院長への不満は歯科衛生士同士で言い合えるけど・・
ほとんどの場合、院長への不満はほかのスタッフも感じているので、スタッフ同士で文句を言い合えることが多いです。
でも同じ歯科衛生士同士の不満はそうはいきません。院長に気軽に相談することでもできないですし、したところで、院長は先輩歯科衛生士の「裏の顔」を知らないので「きみのことを思って少しきつい口調になってしまっただけだと思うよ」なんて言ってきます。
歯科衛生士という仕事でがんばりたいから余計につらい
あんまりひどい言い方で注意されるのが続く歯科衛生士さんが、つぎに悩むのはパターンがあります。それは「わたし歯科衛生士に向いてないのかも」です。
技術を注意されているのか人間性全部を否定されているのかわからなくなってくるんですよね。ちなみに相談を受けるシーンはこんな感じで進んでいきます。
という流れですね。
メモを3ヶ月とってから院長に相談するのもあり
もしあなたが「今の院がどうしても好き、ここで働き続きたい」ということであれば、3ヶ月間メモをとってから院長に相談するのをオススメします。なにをメモするかというと「先輩歯科衛生士にされて嫌だったこと」です。
具体的にどんな嫌なことがあったのか、しかもそれがメモしてあった、ということは、院長にとって普通に相談されるよりかなりインパクトがあります。もしあなたの気持ちをくみとってくれるのであれば、真剣に対応してくれるでしょう。
それでも院長が「あなたの思い違いだと思うよ」って言ってきたら、すぐ辞めましょう。見込みなし。
面接に歯科衛生士が同席してくれる院を探すのもひとつ
新しい院を探すときですが、さきほどもお伝えした通り先輩スタッフの性格がいいか悪いかは「運」なので、選び方もすこし工夫が必要です。
院長は面接のときに話す時間があるので、ある程度雰囲気というか第一印象ってわかります。でも歯科衛生士は面接で会えないこともあるので、あえて面接のときに「先輩の方からもお話をお伺いすることはできますか?」と相談してみるのもいい方法です。
面接の前に「見学」があればもっといいかも
あとは、いきなり面接する前に「見学」できるところを優先して探してみてもいいですね。なかには「1日見学」といって、朝から診療終了後までずっと見学させてもらえる院もあるようなので、それくらい先輩たちと一緒に時間を過ごせたら、合うか合わないかわかりやすいでしょう。
たったいくつかの院で人生を否定したらダメ
最後に本当にお伝えしたいことがあって、それは
ってこと。
あなたに合う院、あなたがきてくれてよかった!って言ってくれる院が絶対にあるから、たったいくつかの院で合わない人がいただけで「わたし歯科衛生士向いてないかも」って思うのはもったいなさすぎますよ。